4.『日日是好日』
2020.4冊目。
『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』
著:森下典子
著者が大学生の二十歳の時、母親の一言がきっかけで始めた茶道。それから25年間の著者が習ってきた茶道を追体験できる一冊。
茶道については、前から興味があって色んな本を読んで、わびさびの意味とか、茶道の本質を勉強していたつもりだった。
しかし、本書はそんな技術、蘊蓄的なことは一切関係なく、茶道がもたらす本質を教えてくれる。
大切なのは「今」を生きるということ。
茶道は季節を感じ、手順通り心を無にして行うことで、今を感じるためのもの。
過去や未来を考えていても、どうにもならないことで悩むだけ。それよりも今を噛みしめ、やっていることに心を傾ける、幸せな時はその幸せを目一杯抱きしめる。
それが大切なんだと教えてくれる。
これは仕事にも関係すると思った。
一皿、一瞬に心を全て傾けて作るからこそ、料理にも心が込もり、人を感動させられるようなものになっていく。
とりあえず職場の行き帰り、スマホをいじるのをやめよう。スマホのかわりに周りの景色を見て、今を感じよう、そう思った。
3.『「めんどくさい」がなくなる本』
2020年3冊目。
「めんどくさい」がなくなる本
著:鶴田豊和
目標、目的を明確にし、考える前に動け!!
多分5〜6年前に買った本を再読。
僕は昔っから面倒くさがり屋で、基本的に何もしたくない人間。そんな自分にピッタリの本だと思って購入した気がする。
内容としてはタイトルの通り、面倒くさいという感情に対する対処法がメインに書かれている。
面倒くさいと思うことは当たり前のことで、それを無理矢理封じ込めるのではなく、上手に向き合うための術が紹介されている。
前にこの本を読んで、唯一覚えていたことは、「面倒くさいと感じる前にまず動け」ということ。今回もそこの部分は印象に残った。
付け加えて、夢や目標の達成には
1.望む結果が明確になっていること
2.望む結果を達成出来ると確信していること
の2つのポイントが重要であると知った。
基本的に自分のことが嫌いというか、自分を信じてないので、今まで目指していることが「出来る」と確信したことなどない。
この本を読んで、もっと自分のことを信じてあげよう、そう思った。
2.『ゆるくても続く 知の整理術』
2020.2冊目。
『ゆるくても続く 知の整理術』
著:pha(ファ)
「勉強に対する抵抗のなさで、人生は結構変わる」
現代は教育格差が広がっていると云われている。親の収入によって、その子供が受けれる教育に格差があるというものだ。確かにそれは一理あることだと思うし、深刻な問題ではあると思う。
ただ、この本を読んで「文化資本」という考え方を知って、収入だけの問題ではないんじゃないか、と思うようになった。
「文化資本」とは、周りの環境から受けた文化的影響が人生を左右するという考え方。つまり、教育面でいうと周りの人大人達が勉強するかしないかで、子供の「勉強に対する抵抗のなさ」が変わる、ということ。
勉強に対して抵抗がないと、知らないものは調べるようになるし、目標に向かって勉強することもそんなに苦にならない。習い事や勉強を強制するのではなく、子供の勉強に対する抵抗をなくしてやることが親の唯一の役目なんじゃないかと思った。
高収入の親は勉強した結果で得た地位だと思うし、勉強し続けているんだろう。
うちは別に裕福ではない。教育格差の考え方だと子供に充分な教育を与えてやれない下層に入るだろう。ただ、勉強に対する抵抗のなさを持ってもらうためにも、子供に勉強している姿を見せることを、今後意識していこうと思った。
1.『金持ちゾウさん貧乏ゾウさん 仕事と人生の変わらない法則』
2020年1冊目。
『金持ちゾウさん貧乏ゾウさん 仕事と人生の変わらない法則』
著:本田健
初めてオーディオブックを使ってみたけど、結構良かった。思ってたよりも内容が頭に入ってくる。1.5倍速で聴いているので、通常よりも早く1冊が読める。
ざっくりいうとカネー村のゾウ達が預けるだけでお金が増えるという投資話に踊らされ、あたふたする話。
お金とはなんなのか?
仕事は何のためにするのか?
銀行とは何だ?
など、お金について、知ってるようで知らないことを教えてくれる。
特に印象に残ったのは、アルーゾの言葉。
・沢山のゾウを喜ばせたゾウが金持ちになる。
与えた分しかお金はもらえない。
そしてヤルーゾの
・お金はお客様が喜んでくれた報酬
という言葉。
給料がもらえるから仕事をするのではなく、仕事をして会社に何かを与えているから、給料として報酬をもらっている。
お金がもらえるから料理を提供、サービスしているのではなく、料理、サービスに喜んでもらえた報酬として代金をいただいている。
日々、過ごしているとつい忘れてしまう大切なことを改めて教えてくれた1冊。
2020年、今年の目標
長らくこのブログを更新していなかった。
理由は単に「面倒くさかったから。」
今見ると堀江さんのグルメ多動力が2019年最後の感想になっている。本当は他に2冊くらい読んだのだけれど、面倒くさくて更新していなかった。
ぼくは昔から面倒くさがり屋だ。今でも1日に数回は「面倒くさい」と言葉に発している。
正直、これはもう治らないと思う。自分の個性だ。
なので、何故、今までやっていたことが面倒くさくなるのか、考えてみた。
このブログは自分の趣味の読書が全く為になっていないような気がして、読書の質を上げるアウトプット用に作ったものだ。つまり、そもそも誰かに見せるのが目的ではない。
要するにもっと気軽にやればいいんじゃないかと、今、面倒くさくなって放棄した、過去の自分を想って思うのだ。
これまでは
1.気になるところを付箋しながら本を読む。
2.付箋の内容を読み返し、大切だと思ったところにマーカーを引く。
3.マーカー引いた部分をノートに書き出し、SHOWROOMの前田流メモ術(詳しくは前田さんの著書『メモの魔力』を参照)で抽象化、具体化する。
4.その内容を基にブログにまとめる
という流れを全ての本で行っていたのだけど、今自分で文章に上げてみて、明らかに手間が凄い。そりゃ過去の自分も面倒くさくなるわけだ。
というわけで、今後はもっと気軽にあげて、きちんと更新していこうと思う。前より内容はまとまってないことが多くなるかも知れないけれど、どうか寛大な心で見守ってください。
2020年、今年の目標。
・本を最低でも50冊は読む(再読含む)
・ソムリエをとる
1月も後半になっていうことじゃないけど、2020年もよろしくお願いいたします。
『グルメ多動力』 著:堀江貴文
自らも数多くのお店をプロデュース、「WAGYU MAFIA」としても活動し、飲食店に深く関わりのある堀江さんが飲食店を取り巻く今の環境、課題について綴った本。
調理人の職人気質な考えとは違う、ビジネスマン、経営者としての違った見方が勉強になった。
特に今の時代はSNSをもっと活用していかなくては太刀打ち出来ないような状況になっている。
SNSを活用し、イベントやフェアーをこまめに開くことで、新たな集客と常連客を飽きさせない工夫が同時に出来る。
個人的にはSNSはあんまり好きではなく、Facebookが出始めた頃も全くやろうとはしなかった。
もっとSNSについて勉強することが大切だと感じた。
もう一つ学んだのは、食べログ。
食べログが下がる理由に「いらっしゃいませ」がなかったというのが多いのだという。
挨拶がなければ人は歓迎されていないと感じてしまう。
このことからどんなに忙しくても、自分の体調が良くなくても、いらっしゃいませの挨拶だけは、相手を見て、元気で、笑顔で行うことを心がけていく。
『人生の勝算』 著:前田裕二
今や「スッキリ」にも出演するようになって、知名度のあがった前田裕二さん。
その前田さんの初の著書がこの『人生の勝算』。
前田さんが経験してきた弾き語りのことや、証券会社時代のこと、ニューヨークでの出来事、そしてSHOW ROOMの立ち上げのこととこれからの目指す未来について、自身の人生を振り返りながら、ビジネスに大切な「人との絆」について主に記してある。
特に勉強になったのは、
スナックが何故潰れないのかということ。
スナックは美味しい料理を出しているわけでもないのに潰れない。
それは「濃い常連客」を作れているから。
濃い常連客とはつまり、自分が何かを楽しみたいというよりも、お店のために、ママのために、お金を落としていってあげようかなと思ってくれるお客さん。
そんなお客さんを作るためには、店員 対 客、つまりモノ(供給している料理、お酒)対 ヒトの関係性ではなくて、人 対 人 の関係性を築くことが必須になってくる。
お客さんがその「人」のためにお金を使うようになってくれると、店が供給しているモノ以外の「絆」という対価を得ることが出来るので、そう簡単に切れない繋がりが出来る。
モノ(コンテンツ)消費からコト(ストーリー)消費へと移っている時代の中で、店員が担う役割というのは、単なる味の良し悪しよりも大きな部分を占めると思う。
これからの飲食店はスナックのように、店員とお客さんとの距離が近くなっていく必要がある。
その為にはもっとお客さんとの対話を密にしていって、関係を作っていかなくてはいけない。
雑談の質を上げること、そして何より人を好きになることが重要だと思う。
正直なところ、人と話すのはあまり得意ではないし、そもそもあんまり人のことに興味がない。
でもそれではこれから先、必ず苦労すると思うので、まずは何より、相手のことを好きになること、これを意識してやっていきたい。