na0snowの備忘録

日々の読書の備忘録。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『明治維新で変わらなかった日本の核心』 著:猪瀬直樹、磯田道史

図書館本。 タイトルから明治維新前後のことについて主に書かれているのかと思っていた。 その予想を良い意味で裏切り、日本の歴史の流れを様々な視点から解説する本書。 作家から東京都知事になり政治を熟知している猪瀬さんと、日本の歴史を深く知る歴史家…

『大学』 訳注:金谷 治

『論語』『孟子』と並び儒教の四書とされる『大学』と『中庸』。 まず内容に入る前の段階で学べたのはこの四書を定めたのは朱子学を大成した朱熹だということ。 『礼記』という49篇もある本の中から、その中の1篇にすぎなかった『大学』と『中庸』を『論語』…

『武士道』 著:新渡戸稲造 訳・解説:奈良本辰也

1900年、英語で書かれアメリカで出版された本書。 当時、江戸から明治への変遷を遂げ、日清戦争に勝ち抜き、東洋の小さな弱小国から世界の列強へと進化していた日本。そんな日本の姿を知ろうと多くの外国人がこの『武士道』を読んだといわれている。 ある日…

『知っておきたい「食」の日本史』 著:宮崎正勝

覚えるための歴史ではなく、ヘェーと「感じる」歴史をモットーに、食を中心にして日本の歴史を読み解いていく本書。 縄文時代から現代まで、思わず誰かに話したくなる食の雑学を交えながら、変化してきた日本の食を簡潔に記してある。 豊富で恵まれた自然環…