2.『ゆるくても続く 知の整理術』
2020.2冊目。
『ゆるくても続く 知の整理術』
著:pha(ファ)
「勉強に対する抵抗のなさで、人生は結構変わる」
現代は教育格差が広がっていると云われている。親の収入によって、その子供が受けれる教育に格差があるというものだ。確かにそれは一理あることだと思うし、深刻な問題ではあると思う。
ただ、この本を読んで「文化資本」という考え方を知って、収入だけの問題ではないんじゃないか、と思うようになった。
「文化資本」とは、周りの環境から受けた文化的影響が人生を左右するという考え方。つまり、教育面でいうと周りの人大人達が勉強するかしないかで、子供の「勉強に対する抵抗のなさ」が変わる、ということ。
勉強に対して抵抗がないと、知らないものは調べるようになるし、目標に向かって勉強することもそんなに苦にならない。習い事や勉強を強制するのではなく、子供の勉強に対する抵抗をなくしてやることが親の唯一の役目なんじゃないかと思った。
高収入の親は勉強した結果で得た地位だと思うし、勉強し続けているんだろう。
うちは別に裕福ではない。教育格差の考え方だと子供に充分な教育を与えてやれない下層に入るだろう。ただ、勉強に対する抵抗のなさを持ってもらうためにも、子供に勉強している姿を見せることを、今後意識していこうと思った。